結婚はギャンブル？本当にそっかな～
結婚は、生まれも育ちも違う一人の相手を選んで、一緒に暮らすことです。
これは
ギャンブルです。
あなたが出会った人の数なんて、
限りがあります。
というか、
人生の時間すべてかけても、全世界の人と会う時間など、
ありません。
たまたま職場で一緒になって、
いろいろ話がうまくかみ合った人なら、
いいな！
って思って結婚に踏み切ったとしましょう。
新婚の人の夢をこわすつもりは、ありませんが、
結婚して30年も経つと、
お互い、声をかけなくても、
何を考えているか、わかってきます。
相手も、失敗だった！
と思っているかもしれません。
最近は、だから、ののしりあいです。
「あ～～あ、失敗だった！！」
お互い、出る言葉がこればっかり！
もう、若いころに戻ることはできません。
ほとんどの人がそうなのか？
それとも、
我が家だけなのか？
知ったこっちゃありません。
「愛は惜しみなく奪う」
承知の上、だったら、結婚なんてしません。
いくらね、本を読んで、
知識だけ、知っていても、
実際に結婚しなきゃ、分かりません。
ギャンブルだった！
知識だけでは、
そんな言葉は出ないのです。
だから、
結婚しない方がいい？
それも間違い！
死ぬまで、たった一人？
そんなこと
耐えられないでしょうよ！
世間は誰も口をきいてくれません。
昔なら、
ちっとは、小うるさい、ばあさんがいて、
「早く、結婚しろ！」
なんて言ったでしょう。
しかし、今は、そんなことを言うばあさんはいません。
だって、自分のことで精いっぱいでしょうよ。
最近は、ばあさんもじいさんも忙しいのです。
何でかというと、
集中豪雨とか、
台風とか、
地震とか、
猛暑日が続きますから、熱中症とか、
危険がいっぱいですから。
その対策に追われて、
他人の面倒まで見る余裕がありませんから。
![日本の少子化対策はなぜ失敗したのか？ 結婚・出産が回避される本当の原因 （光文社新書） [ 山田昌弘 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/4688/9784334044688.jpg?_ex=128x128 "日本の少子化対策はなぜ失敗したのか？ 結婚・出産が回避される本当の原因 （光文社新書） [ 山田昌弘 ]")
少子化対策の味方をするわけではありません。
結婚しないと、
私みたいに、喧嘩する相手もいないのです。
話す相手がいないなんて、
さみしい限りです。
話す相手といっても、
単なる友人とか親友ではありませんよ！
何十年も
文字通り、若いころは、お互い体を張って、
一緒にいろんな問題に手を打ってきました。
子供がいれば、
その問題は何倍にも膨れ上がります。
そういうと、問題ばかりだったように
思うでしょうが、
実は、違うのです。
子供の小さいころ、
キャンプだとか、
海水浴だとか、
夏祭りだとか、
運動会だとか、
いろんなことも問題のひとつです。
それが、私の脳裏に珠玉の思い出として、
残っています。
一生の宝物です。
これを授けてくれたのは、
私の子供たちです。
つれそうってことは、
そういうことです。
だから、そういうことを一緒にやった相手と
お互い、すべてを分かったうえで、
喧嘩をしますから、深いのです。
ギャンブルとは言っても、
失敗だけじゃない。
その裏に思い出がたくさん光っています。
でも、
「この人と一緒にやっていく！」
と決めること
それは、
何十年先が見えないから、
ギャンブルなんです。
しかし、この結婚というギャンブル
自分たちで失敗にならないように
することができます。
相手のことを何も考えずに、
自分ひとりで生きた時と同じ行動では、
失敗！
私のようになります。
結婚したてのころ、
お互い
相手のことをしっかり思いやっていたか？
相手を思う気持ちが無い！
それができない人は、まだ、結婚は早い！
少子化対策なんて言っても
結局、
本人どうしの問題でしょう？
その本人どうしで、
しっかり、相手を思う気持ちが無ければ、
結婚も表面づらで終わります。
でも、相手を見つけたことは、立派です。
結婚の噂話だけ、聞きかじって、
結婚しないとか、
やっぱり、一人がいいとか、
そんな判断をする人は、まだまだです。
それから、好きだからっていうだけで
結婚に踏み切るのも、
危ないのです。
きちんとお互い、肚をくくって、
これから、どのように生きるべきかを話し合って、
決めることができなければ、
何かあったときに、
助け合うことができません。
相手を思う心と
単に好きということは、全く違うのです。
そんな結婚はいくらでもあります。
だから、すぐ、離婚したり、
子供に暴力をふるったりするのです。
だいたい、
体の小さい子供に
暴力なんて、
ふるえることが信じられません。
人間として、おかしい！
狂っている！
きちがいです。
少子化対策では、
そんなことまで踏み込んでいません。
今の教育制度から、
すべて見直しになるはずです。
ギャンブルは、
やってなんぼの世界、勝ったか、負けたか、
たった、それだけ！
でも、
結婚はギャンブルではありません。
大きな意味では、
人類が生き残るために必要な行為です。
小さな意味では、
人としての幸せを、最高の形にまで高める契機になります。
結婚をきっかけとして、
お互いの過去をいったんは忘れ去り、
過去へのこだわりをなくし、
そして、
相手を思いやり
何をどうしたら一番いいのか、
てさぐりで
一歩一歩
手をたずさえながら、
暗闇の中を歩いていくのです。
「この人と一緒にやっていく！」と決めること
とはそういうことです。
人生は、
出産とか、入園や卒園、入学や卒業、
就職とか、
定年とか、
乗り越えなきゃいけない節目で、
ギャンブルをしなければなりません。
進むべき道を決めること
これがギャンブルです。
そんなことがたくさんあります。
でも、結婚は、一大事です。
安易に結婚してはなりません。
失敗したといつも責め立てられている私が
そういうのです。
しっかり、相手といろいろ
お話しをして、
よし、この人となら、
どんな困難なことがあっても乗り越えられそうだ！
お互い、そう思えるような人を選んで、
踏み切れば、
何とかなるかもしれません。
かもしれませんというのは、
何があるか、
まったく、分かりませんから。
そういう世界の踏み出すことですから、
勇気も
胆力も
必要とします。
そんな気持ちがあれば、
大丈夫でしょう。
がんばってください。
おしまい！
